リサイクル固形燃料(RPF)
RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)とは廃棄物から作られる固形燃料のことで、今まで埋立処分されていた廃プラスチックや焼却処分されていた木くず・紙屑を原料としています。
化石燃料を燃やさない上、ゴミを増やさない環境に良い燃料であり、石油やガスのように液体や気体ではなく、固形で扱いやすい安全な燃料です。主に石炭やコークスなどの化石燃料の代替燃料として、製紙・鉄鋼業界などで使用されています。
RPF製造システム
RPF製造設備は、通常、下図のような流れになります。
1.破砕機
廃プラスチック、木くず、紙くず等の投入物を破砕します。
2.磁気選別機
磁石で、鉄を除去します。
3.定量供給機
廃プラスチック、木くず、紙くず等を混合し、成形機にそれぞれ一定量を供給します 。
4.成形機
熱と圧力をかけて、プラスチック等を圧縮し、RPFを成形します 。
5.RPFの完成
固形で扱いやすい安全な燃料のため、化石燃料の代替燃料として、製紙・鉄鋼業界などで使用されています。
インゴット
発砲スチロールを熱で溶かした後、型に流して固め、インゴットを作ります。
チップ(木くず)
木くずを破砕し、木くずチップを作ります。